
平成17年3月19日 経ヶ岳・金泉寺 同行者 : 単独
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経ヶ岳は去年の四月にMさん夫妻と登って以来です。去年登った時はそれまでに登ったどの山よりもきつくつらかったことを憶えています。
当時はもう二度と登るまいと思ったのですが、少し時間をおいたせいか、なんとなく登ってみようかという気になり早速行ってきました。
花粉症と腰痛のダブルパンチのカミさんの冷たい視線を背中に感じながら家を出ました。そうです、今日は出張先の観光気分のピクニック登山を除き初めての単独登山です。
バイパス、高速経由で黒木を目指します。途中、高速出口のコンビニで昼飯と飲み物を買い込みました。少し不安があったので飲み物はいつもより多めにしました。
黒木の県営駐車場に車を止め、登り始めたのは8時45分でした。
今日も前回と同様に大払谷からつげ尾を通って経ヶ岳に至るコースを行くことにしました。
しばらくは民家の脇や畑の傍を抜けて進みます。やがて沢を横切ったところから雑木林へと入っていきます。道はゆるやかな歩きやすい登り道から始まりますがそれはすぐに終わり雑木林を抜け2番目の沢を渡った辺りから急なガレ場へと変わり、これがつげ尾まで延々と続きます。登り始めて1時間もすると最初の後悔をしました。「やっぱり登るんじゃなかった」
それでも登り始めた以上はと思いながら目に見える範囲で目的場所を決めながら少しずつ高度を上げていき、ようやくつげ尾へ着いたのは登り始めて1時間40分後でした。
ここに来るまでに4人の登山者が追い抜いていきました。結構年食ったのもいるのに何であんなに元気なのかとつい思ってしまいます。
登山口 |
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つげ尾まではガレ場が続く |
ようやくつげ尾に到着 |
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つげ尾で少し長めに休憩した後経ヶ岳山頂を目指します。
ここからはさらに傾斜をその急さを増します。山頂近くではロープや木の枝に掴まりながら重い体をなんとか持ち上げていきます。つげ尾から30分程でようやく山頂に到着しました。
山頂には先程追い抜いていった登山者が談笑していました。傍らで彼らの話を聞いていましたが、一人は週に1回は登っているようで、さらにもう一人にいたっては週に3回は登るとのことで驚いてしまいした。
あいにく今日はかすみがひどく雲仙は見えませんでした。マンサクもまだ早かったようでした。
昼食にはまだ早いので金泉寺を目指しました。
経ヶ岳山頂 |
あいにくかすみがひどい |
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金泉寺方面へ暫らく行くとやがて道は急な岩場となり、濡れていて滑りやすく用心しながら下りました。岩場を下りきると程なく平谷越へ着きます。ここから金泉寺方面へ向かうと30分位で中山越に到着します。
前回はここから黒木へ下りたのですが、今日は金泉寺へと向かうつもりでした。しかし、足が相当疲れていてどうしようかと迷いましたが結局前回と同じではおもしろくないとの考えから最初の計画通り金泉寺を目指しました。進んで行くと結構急な登りが続き、ここで今日2回目の後悔です。「やっぱり中山越から下りるべきだった」
幸いな事に20〜30分で登りは終わり笹ヶ岳への登り口に着きます。ここが中山越から金泉寺へ向かうルートの最高点でこのあとは笹が生茂った斜面を下ると、苔むした岩の登山道が続きます。金泉寺が近づくと最後の急な登りがあり、足の疲れはピークに達します。この急坂を登りきると子供達の遊ぶ声が聞こえ、道標に従って坂を下るとそこは見覚えの金泉寺でした。
金泉寺は先生に引率された小学生とその親でやかましいほどに賑わっていました。早々に食事を済ませ黒木を目指しました
中山越へ下る道でみたマンサク |
笹ヶ岳直下を金泉寺へと向かう |
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オオキツネノカミソリの群生地がありました |
苔むした岩の登山道 |
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金泉寺への最後の急坂を登ったところにある道標 |
金泉寺山小屋 |
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黒木から見上げた経ヶ岳 |
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