![]() 平成16年10月28日 奈良若草山 単独 ![]() |
今日は奈良の若草山へいってきました。昔は三笠山とよばれていたそうです。
ホテルの近くのJR安治川口駅から西九条へ、ここで環状線に乗り換えて新今宮でまた乗り換えて難波を目指します。
難波で近鉄線に乗り換え近鉄奈良駅へ向かいます。
ホテルを出てから約1時間で到着します。当初は奈良観光が目的で、興福寺、東大寺、春日大社を巡るだけのつもりでしたが東大寺近くで若草山が近いことが分かってついでに登ることにしました。
まずは興福寺、東大寺観光です。興福寺は残念なことに工事中で柵で囲われており中に入る事はできませんでしたが同じ敷地にある五重の塔は素晴らしい景観を見せていました。
次に東大寺へ向かいます。こちらの方は大勢の観光客で賑わっていました。多分、高校の修学旅行以来で訪れた筈です。殆ど覚えていませんでした。
二月堂、三月堂を経て若草山の登山口へ至ります。
この山は奈良市民の憩いの場で登山口近くは公園になっておりたくさんの人で賑わっていました。
登山口にはゲートが設けられており登るには入場料を払う必要があります。ゲートを過ぎると直ぐに階段が始まり右手に急斜面の芝生公園を見ながら登り出します。
かなり急な階段でいきなり息を切らしながらの登りでした。ただ、この急な階段はそれほど続かずじきに緩やかな登りとなります。
しばらく整備された展望のきかない登山道を登っていくと30分ほどで開けた芝生広場に到着します。ここも多くの人がくつろいでおり芝生に座ったり寝転んだりしていますが、よく見るとよけて通るのは無理と思われる位の鹿の糞だらけです。よくこんなところに座れるもんだと信じられない気持ちでした。
若草山山頂へはこの糞をちょこちょこ踏みながらさらに先へ進みます。登山道は芝生の草原が頂上まで続きます。
しばらく行くと若草山二重目(なんのことか慾判らない)と書かれた地面に埋め込まれた道標が現れようやく頂上が見えだします。10分も歩けば頂上へ到着です。この山は頂上が鶯塚古墳になっており頂上には大きな石碑があります。
展望はほぼ360度で奈良市街が一望できます。その先には生駒山系の信貴山、左に目を移せば金剛山、さらに
春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 (持統天皇)
と万葉集で歌われた香久山が見てとれます。
頂上の展望を楽しんだ後は同じ道を戻って登山口へ戻ります。
この後は春日大社へ向かいお参りをして帰りました。
興福寺の参道
五重の塔
観光客で賑わう東大寺南大門
東大寺大仏堂
若草山登山口。入場料が必要
登山口近くの公園。左に見える階段が登山道。結構急坂です。
登山道。よく整備されている
中腹の芝生広場。鹿の糞だらけです。
何を意味するのか不明
ようやく山頂が見える
頂上の石碑
香久山方面
奈良市街を一望
若草山頂上から興福寺・五重の塔を見下ろす
若草山頂上から東大寺大仏殿を見下ろす
春日大社
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